野菜と果物の原産地

フキ、ミツバ、ワサビ……和食において使用されるこれらの野菜は、いずれも日本原産です。

その他、和食においてよく見られる野菜や果物の原産地をご紹介します。
よろしければ、話の種として使ってください。

ダイコン

煮たり、おろしたりと、和食では最もよく使用されているのではないかと思われるダイコンですが、原産地は明確には分かっていないようですが、およそ地中海地方から中央アジアのようです。
日本には8世紀頃に、中国の南部から伝わりました。

ちなみに、ダイコンの食する部分は全て根っこという訳ではありません。
ひげが生えている部分が根っこで、上の方のひげのない部分が茎になります。

カボチャ

カボチャの語源は「カンボジア」であるということを聞いたことがあるかもしれません。
日本の持ち込まれたのは16世紀で、ポルトガル人によってカンボジアから持ち込まれたという説があるようです。

しかし、カボチャの原産地はカンボジアではなく、メキシコやグアテマラ近辺のようです。

ナス

ナスの原産地はインド東部で、有史以前から栽培されていたようです。
東南アジア、中国を経由して我が国に伝わり、奈良時代には栽培をしていた記録があるとのことです。
13世紀以降にはヨーロッパに伝わり、その後アメリカにも伝わりました。

ナスは世界では1000種類もあると言われています。
紫色の野菜のイメージ強いと思われますが、ヨーロッパやアメリカでは白いもの、黄緑色のもの、縞模様があるものなど、見た目にも様々なものがあるようです。

インゲンマメ

17世紀の中頃、中国の隠元という僧侶によってもたらされたことが名前の由来です。
ちなみに、隠元はその他にも煎茶、西瓜、孟宗竹、木魚を日本にもたらしたそうです。

さて、隠元によって我が国にもたらされたとなると中国原産のような印象を受けますが、インゲンマメの原産地は中央アメリカだと言われています。
大航海時代にヨーロッパに伝わり、そこから中国を経て我が国に伝わったようです。

ミカン

柑橘類の原種は、インド東北部のアッサム地方近辺が原産地だと言われています。
いわゆる日常的に食べられるウンシュウミカンの原産地はウンシュウ(温州)と付いているので中国の温州かと思いきや、実は鹿児島県の長島です。
400年ぐらい前に偶然発生したと考えられています。

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