
ブラウザでWebサイトを見たときに、タブにWebサイトのタイトル名と並んで小さなアイコンが表示されるのをご存じでしょうか。
このアイコンのことをファビコン(favicon)と言います。
たとえば、
- 弊社のサイトでは、紫の四角の中に白字で「DaS」
- Yahoo!のサイトは「Y!」
- Googleは「G」
となっています。
ファビコンはブラウザのタブ以外にも、ブックマークの一覧、検索結果にも表示されます。 言い換えると、Webサイトの顔として、たびたび目に入る要素です。
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それはWordPressのマークです
WordPressで制作されたWebサイトでは、設定を変更しない限り、ファビコンは青い丸に白い「W」のマークになります。
これは、WordPressのデフォルトのファビコンです。
ファビコンの設定を変更せず、WordPressのデフォルトのままの企業サイトも少なくありません。
しかし、閲覧者にはどのように映るでしょうか。
まったく気にしたこともなかった、気にならないという方もいらっしゃるでしょうが、
- 細かいところが雑な印象
- まだサイトが制作の途中
- 競合との区別がつかない
などといった印象を与える可能性があります。
なぜ、デフォルトのファビコンのままなのか
ファビコンがWordPressのデフォルトのままになっているのは、Webサイトを制作した会社の配慮不足です。
ファビコンの設定は、技術的には簡単です。
そのため、ファビコンを変更しないことはプロとしての意識の問題です。
クライアント企業のマークがあるべきところに、関係ない会社(WordPress)のマークを表示することに対して、違和感を覚えない制作者側の感覚には疑問を覚えます。
実際に、そのままにしておくと大きなトラブルに見舞われるといったものではありません。
しかし、信頼を得るべきWebサイトにおいて、信頼を損ないかねない要素を放置している点は、改善すべきことです。
また、ファビコンにように閲覧者にとってたびたび目に入るものを設定せずにいる企業が、会社のWeb面のサポートを任せるパートナーとして果たして妥当かどうか、という点も併せて提言しておきます。
最後に
名刺に他社のマークを印刷しないはずです。
制服に他社のマークを刺繍しないはずです。
だから、WebサイトのファビコンがWordpressのマークになっているのもおかしな話です。
自社サイトを開き、ブラウザのタブを確認してみてください。
もし、ファビコンがWordPressのデフォルトのままだったら、変更することをお勧めします。
ただ、今後は制作した会社との関係も一度見直すきっかけにしても良いかもしれません。
以上、参考になれば幸いです。