規格外野菜

一般的に店舗で売られている野菜は形が綺麗なものばかりです。
形が良いものであっても、形が多少悪いものであっても、味は特に変わらないことは分かっていても、形の良いものが選ばれます。
それだけ、見た目の印象は大きいと言えます。

さて、事業を行うに当たって名刺やWebサイト、看板といったように視覚に訴求するものはたくさんあります。
それらの見た目、つまりデザインに対してどれだけ気を配っているでしょうか?

特に、使用率の高い名刺とWebサイトのデザインについて考えてみたいと思います。

名刺

名刺に何を掲載するかはそれぞれですが、どこの誰だということを伝えるために、商号・屋号、肩書、名前、連絡先が一般的に掲載されているかと思われます。
それらが掲載されていたら、最低限名刺としての機能を果たすことはできるでしょうが、その後のビジネスにつながるかどうかは別の話です。

名刺交換は、ビジネスにつなげるためのコミュニケーションの取っ掛かりとして行いますが、ただ連絡先だけ伝えたらその後に繋がるのでしょうか?

例えば、デザイン制作を生業にしている企業なのにデザイン性が高くない名刺の企業もあります。
グラフィックデザインをしている企業よりも、Web制作専門の企業に多いイメージです。
見込み客に渡す名刺のデザインに配慮しない企業に対して、納品物のデザインのクオリティに期待できるでしょうか。

Webサイト

もし、店舗や企業の看板が必要だった場合、看板制作業でもなければ専門業者に制作を依頼して、自社で手作りする企業はほとんどないのはないでしょうか。
しかし、コストカットのために自社で製作した、いかにも素人が作りましたというデザインの企業も一定数存在しています。
信頼感を与えるという点で配慮されているといえるでしょうか。

また、Webサイトの場合、PCやタブレット、スマホといったように、見るためのデバイスがいくつもあり、それらのに対応しなくてはいけません。

10年以上前に作ってそのまま、新しいデバイスに対応していないと見た人に対して悪い印象を与えても、決して良い印象は与えません。

業種や企業によっては、Webサイトはあれば良い、そこから問い合わせや申し込みは期待していないということもあります。

しかし、名刺交換をした相手が実際に見ていただいた際に、信頼感を損ねるデザインであったら、どうでしょうか。。
求職者がWebサイトを見た際に応募したいと思うでしょうか。

どのようなデザインが求められるか

決してデザイン性が高いものが良いデザインという訳ではありません。
あくまでも、自社の提供する付加価値を適切に伝えられるデザインが求められます。

店舗であれば、その辺りはちゃんとしています。
例えば、中華料理店であれば中華料理店であることが分かるファサードや内装ですし、ファッションブランドのショップであればそのイメージを伝えるファサードや内装になっています。
Webサイトのデザインも同様に、中華料理店なのに割烹をイメージさせるデザインではないはずです。

しかし、BtoB事業になるとどういうわけか名刺やWebサイトのデザインがおざなりになります。
おざなりというのは、プロに依頼していないということではなく、自社の価値を適切に伝えるものではないということです。

BtoB事業者から商品・サービスを買うに当たって、商品・サービスだけを見て買う訳ではありません。
信頼できる企業か、長く付き合えるかといった点を契約前に判断する材料は、名刺やWebサイトになります。

それらに対して配慮できていない企業が、買い手企業に契約したい、今後ずっと付き合っていきたいと思っていただけるでしょうか。

最後に

諸説ありますが、人間は五感の内の視覚から80%以上の情報を得ていると言われています。
そのため、味や栄養に関して全く遜色がなくても形の悪い野菜は選ばれません。

名刺、Webサイト、会社案内など、視覚に訴求する販促ツールに対して、規格外野菜になっていないでしょうか。

以上、参考になれば幸いです。

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