競合のことをどこまで見ていますか

麻雀が分からない方には恐縮ですが、自分がテンパイするまで一切他人を見ていない人は強い人でしょうか?
むしろ、初心者中の初心者でしょう。
ある程度のスキルがあれば、対局中は常に対戦相手の捨て牌や様子などに気を配っているはずです。

市場には、自社と顧客だけでなく、競合が存在しています。
では、競合のことをどれだけ見ていらっしゃるでしょうか?

同業他社の行っていることを参考にする

競合とは、その名の通り顧客を取り合う競争相手なのですが、場合によっては上手くいっている競合から学んだり、参考にしたりということもありえます。

ただし、競合と同じことをやっていては競争においても有利にはならないばかりか、後発の分だけ不利になる可能性があります。
当然ながら、単なる模倣だけでは競合以上の成果は出せない点には留意すべきでしょう。

また、他山の石ということわざもありますが、競合の失敗事例も自社の失敗を回避するための参考になるでしょう。

競合よりも有利になりたい、競争を避けたい

孫子の「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」はどなたもご存知かと思われますが、競合との競争に勝ちたい場合は競合のことが分かっている必要があります。

競合のことが分かった上で、市場の動きや、それに対する競合の今後の動向を考え、業界の常識に捕らわれないこと、競合が行っていないこと、競合が行っていることを上回ることを検討することが求められます。

同様に、あるいは競合との競争を避けたい場合も競合のことが分かっていないと、競合との競争を避けることはできません。

特に競合が行っていないユニークなことをやろうと思ったら、業界のコモンセンスをということも分かっておく必要があるでしょう。

最後に

情報とは能動的に取得するのと、自然に入ってくるのに任せているのとでは、情報の質も量も異なります。
能動的に情報の収集をされているでしょうか。

特に、同業種の協会、組合は同業種とのつながりができ、多くの情報が得られる場所になるはずです。
また、多くの同業者と接することで同業者のコモンセンスも理解できるはずです。

情報は力です。
積極的な情報収集で、事業を有利に勧めましょう。

以上、参考になれば幸いです。

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