売上目標と市場規模の変化

事業(売上)をしていく中で、売上を拡大したいと考えていらっしゃるでしょうか。
あるいは、維持したいとお考えでしょうか。
縮小したいと考えていらっしゃる方は少ないかもしれませんが、考えられないということもありません。

売上の縮小はともかく、売上の拡大をするためには相応の対応が必要ですし、状況によっては売上を維持するにしても相応の対応が必要になります。

売上の拡大

市場が拡大している場合

市場が拡大しているのであれば、今までと何も変わらなくても自然と売上が上がるかもしれません。

自社単独で考えるとそれで良いのかもしれませんが、競合の売上の伸びが自社よりも大きいのであれば、シェア率は下がっている訳ですから、競合に対して相対的に不利になっていると言えます。

例えば、市場規模が5%拡大しているのに対して、売上高も5%向上しているのであれば順当な結果ですが、売上高の向上が5%未満であれば競合はそれ以上に伸びているということになります。

市場規模がどれだけ伸びているのか正確に測ることは非常に困難、あるいは不可能ですので、実際にチェックするということは現実的ではないかもしれません。
しかし、売上が上がっている=安泰ではないということです。

市場規模が変わらない場合

市場規模が変わらない、あるいは縮小する中で売上を上げようと希望するのであれば、今までと同じ事業のあり方、業務のやり方では叶いません。

単なるプロモーションや営業手法といったオペレーションレベルでの変更だけで望むだけの売上高を得られるない場合、事業ドメインや投入する商品自体を変えるといった戦略レベルでの変更が必要になる可能性があります。

市場が縮小している場合

競合が撤退した後の市場シェアを獲得することで、市場が縮小していても売上を拡大することは不可能ではない可能性があります。

しかし、市場の状況に鑑みながら、その市場にいつまでこだわることが妥当であるかという判断を常に行う必要があります。

売上の維持

市場が拡大している場合

市場が拡大している状況において売上の維持をしようというのは、実質の売上減少と同じです。
競合が売上を伸ばせば、相対的にシェアも縮小するため、競合に対して不利になってしまいます。

また、せっかくの機会を生かさないということなので、従業員のモチベーションに関わる可能性もあります。

市場規模が変わらない場合

売上高の数字は現状の維持ですが、今までと同じ視点、同じ考え方、同じ行動でも良いとは限りません。
市場規模が変わらないとしても、顧客のニーズや競合を含めた環境が変わっていないとは限らないからです。

市場が縮小している場合

市場規模が縮小している中で売上を維持しようというのは実質の売り上げ拡大です。

市場規模次第ではいずれ撤退も検討しなくてはいけないでしょう。

最後に

売上高の目標を立てるにしても、数字の根拠と具体的な実行策も併せて検討しなければ絵に描いた餅になってしまいます。
いずれの市場も、長い目で見たら縮小や拡大をしていますので、マクロ的なトレンドや変化の状況に鑑みて目標の売上高を設定していただければと思います。

以上、参考になれば幸いです。

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